働く日々

50代からの派遣記録・次の派遣先が決まりました。

10月初旬、紹介された派遣先へ職場見学に行ってきました。
派遣では「面接」ではなく「職場見学」と呼びます。
これは、派遣先が派遣スタッフを“直接採用”する立場ではないため、法律上「面接(選考)」をしてはいけないからです。
そのため、形式としては「職場を見てもらう場」という扱いになっているそうです。

「職場見学」という建前

派遣の仕組みでは、働く人を採用するのは派遣会社(派遣元)。
一方、実際の勤務先となる派遣先企業は、スタッフを直接採用することができません。
そのため、派遣先が「この人を採用したい」と判断するような選考行為(面接)は、労働者派遣法で禁止されています。

では、なぜ直接話す機会があるのか?それが「職場見学」という名目で、仕事内容や雰囲気を私たち派遣社員に説明してもらうための時間です。この場では、

  • 実際の仕事の流れを説明してもらう
  • 自分のスキルや経験を簡単に伝える
  • 互いに“合いそうか”を確認する

といった、マッチングの場という位置づけになります。とはいえ質問されたり答えたりで、雰囲気はかなり“面接っぽい”です。
法律上はあくまで「見学」という扱いにすることで、派遣法に抵触しないようにしているだけなのだと思います。

呼び方目的法律上の扱い
面接 採用する人を選ぶ❌ 禁止
職場見学双方のマッチング確認⭕ 許可

要するに、「選ばれる」ことを意識しながらも、こちらも自分にとって働きやすい職場かどうかを見極める場なんですよね。

やっぱり当日は緊張しました。

今回の職場見学は、派遣会社の営業さんと職場見学先近くのコンビニで待ち合わせ。お昼時で小腹が空いていたので「台湾ミンチ肉まん」をつい購入しました。

車の中で食べていたら……中の具が胸元にこぼれ、

白いシャツに赤茶色のシミ!!

よりによって、このタイミングで。


半泣きになりながらティッシュで押さえるもまったく落ちず、急いでお店に戻ってウェットティッシュを購入。コンビニの店員さんに事情を説明してトイレを借り、必死に染み抜き。
気の毒に思ったのか、店員さんが紙タオルを数枚「これ使って」と渡してくれました。その優しさが心に染みました。

悪戦苦闘の末、少し目立たなくしてからいよいよ職場見学に向かいました。

派遣会社の営業さんと私、派遣先の担当者さん2名の4名で顔合わせをしました。担当の方々が笑顔で接してくださったおかげで緊張も和らぎ、和やかに話すことができました。気がつけば

シャツのシミのことは、すっかり忘れていました。

そしてその日のうちに、派遣会社の営業さんから派遣先決定の連絡が。

驚きと嬉しさで胸がいっぱいになりました。次の職場でも、自分らしく精一杯頑張れたらいいなと思っています。

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